これまでWelcartでは、Googleのユニバーサルアナリティクス(以降UA)への対応策として、プラグイン「Google Analytics Dashboard for WP」の一部ファイルを弊社が用意したファイルへ差し替えて頂く方法を紹介しておりました。
UAに対応したアナリティクスプラグインにカスタマイズ用のフックが用意されているものが見つからず、致し方なくこの方法をご紹介しておりましたが、この方法ですと、プラグインのバージョンアップの度にファイルの差し替えを行わなければいけませんでした。
しかし先日Wordpressの公式プラグイン「Google Analytics by Yoast」にカスタマイズ用のフックが追加されたことを受け、Welcart Version 1.4.11から「Google Analytics by Yoast」に対応し、このプラグインをインストールし、設定を行うだけで購入情報などのEコマース情報のトラッキングが集計できるように対応致しました。
これまでのように一部ファイルの差し替えは必要ありませんので、バージョンアップをためらう必要もありませんし、UAだけでなく、旧アナリティクスにも対応していますので、今後は「Google Analytics by Yoast」をご利用頂くことをお勧め致します。
(注意:Welcart Version 1.4.11未満では対応しておりません)
導入方法
以下ではインストールから設定までの手順を簡単に説明いたします。
(Google Analyticsにてアカウントの取得、およびプロパティの作成は済んでいるものとします。)
記事を書いた時の各種バーション
WordPress : 4.0.1
Welcart : 1.4.11
Google Analytics by Yoast : 5.2.6
1.インストール
管理画面のプラグインの新規追加ページにて「Google Analytics by Yoast」と検索すると、以下のプラグインが表示されますのでインストール・有効化を行って下さい。
2.設定
プラグインを有効化すると下の画像のように「Analytics」というメニューが追加されますので、
その中の「Settings」をクリックします。
すると、Settingページが表示されますので、「Authenticate with your Google account」というボタンをクリックします。
ボタンを押すと以下のように別タブでGoogleのページが表示されます。
(Google Analyticsにログインしていない場合はログイン画面が表示されますのでログインして下さい。)
メッセージの内容に同意できれば、「承認する」をクリックします。
承認すると以下のようなメッセージとコードが表示されますので、コードをコピーし、ご自身のサイトの「Google Analytics by Yoast」のSettingページに戻ります。
「Paste your Google code here」と書かれた項目の中にコピーしたコードを貼り付け「Save changes」ボタンをクリックして保存します。
すると、Analytics profileという項目が表示され、Google Analyticsで作成したレポートビューが選択できるようになりますので、トラッキングを計上するビュー(UAコード)を選択し、再度「Save changes」ボタンをクリックし、保存します。
UAを利用する方は続いて「Universal」タブを開きます。
Universal settingsの「Enable Universal tracking」項目がUA情報の集計を有効にするもので、
「がインタレストレポートを有効にするものですので、
共にチェックを入れ「Save changes」ボタンをクリックし設定を保存します。
以上で設定完了です。
ほかにも色々機能はありますが、これで計測は行えるようになります。最初は計測されるまでには少し時間が掛かりますのでしばらく様子を見て下さい。